食べて痩せる本当の意味とは?
食事を抜いて痩せるのはありか?
カロリー消費の、大きな3本柱は、
1️⃣運動などによる消費カロリー(活動代謝)
2️⃣呼吸や睡眠でも消費する安静時の消費カロリー (基礎代謝)
3️⃣食事後に食べたものを消化する時に熱を産む、カロリー(食事誘発性熱産生)
1️⃣人間が活動する事によって消費するカロリーの事です。
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ランニングやウォーキング、ヨガ、トレーニングやスポーツなど、
日常生活よりは割と活動的に動いたりする時に消費します。
2️⃣これは、基礎代謝の事で、車で例えるならエンジンのようなもの。
要するに「排気量」です。
車には低燃費車でハイブリット、電気自動車の方が燃費的には良いのかもしれませんが、カラダにおいては、エンジンが大きく排気量が大きいほうが、それだけ消費しますので良いと言えます。
年齢や筋肉量の低下で「隠れ肥満」や痩せにくくなったり、体型のキープが難しくなっている場合は、
軽自動車並みの燃費になって、省エネになっているかもしれません。
消費しにくい状態ということですね。
3️⃣これは、上にも書きましたが食事を取った際に食べたものをそのまま吸収するのではなく、消化器官を通じて分解、消化されていくわけであり、
この消化の過程で少しカラダは「熱」を産みカロリーを消費すると言われています。
世の中に存在するカロリーのあるものは、
三大栄養素で、「炭水化物」、「脂質」、「たんぱく質」であり、
ビタミン、ミネラルには微量栄養素でカロリーは存在しないです。
実際食べて痩せるは、正直難しい点もありますが、
著 山本義徳 「アスリートのための最新栄養学」(上) 三大栄養素編によれば
1日の割合だとおおよそ
食べ物に存在するカロリーで
炭水化物 5%
脂質4%
たんぱく質30%
と報告されています。
これは、単純に
ご飯で500カロリー食べても25カロリーしか消費しませんが、
お肉で500カロリー食べると150カロリーも消費するという事になります。
これは軽いウォーキングなら30分程の時間の効果に近いものがあります。
とはいっても実際代謝が落ちていたりするとこうも中々うまくは行かないですが、
たんぱく質で痩せやすいカラダになるのは間違いないということです。
炭水化物や脂質に比べ、
たんぱく質は構造や消化過程が複雑なので消費にもエネルギーが必要になってくるのでここまで、食事での熱を産む割合が高く、消費が大きいと言うことです。
食事をした時にカラダがポカポカしたり汗をかいたりするのもまさにこの現象が関係しています。
年齢とともに代謝が落ちていたり、食べていないの脂肪が落ちにくい、減量がうまくいかない方は、この食事誘発性熱産生においてのたんぱく質にスポットを当ててみてはいかかでしょうか。
スマホのバッテリーが少なくなると省エネモードになるように、
食べなかったり、代謝が落ちていると
カラダはスマホのように最低限のエネルギーで生命を維持しようとするので、
無理な食事制限や栄養不足だと省エネモードになっているかもしれませんね。
ササミとブロッコリー、王道かもしれませんがやはり理にかなっている点もあるようです。